巨人“小林は打てない”は先入観「肩だけでも打率・250」内田順三氏の視点

 巨人は10日の広島戦に敗れ、借金生活に突入した。貧打に苦しむチームで、小林誠司捕手(31)にも試練が訪れている。7日に出場選手登録を抹消。かつてはエースの菅野とともにバッテリーをけん引していたが、出場機会が減少傾向にある。デイリースポーツ・ウエブ評論家の内田順三氏は屈指の強肩を誇る小林のディフェンス力を高く評価するひとり。今後、小林の存在が必ず貴重になると“予告”した。

 ◇ ◇

 チームは丸、中島、調子の良かったウィーラー、若林もコロナで抜けた。これはもう、緊急事態だよね。一塁手が手薄になり、打力のある大城を生かすために捕手の陣容を変える必要が出てきたのだろう。原監督は選手をあらゆるところに動かす勇気を持っている監督で、ただ待っているだけの監督ではないからね。

 今の野球は「キャッチャーは守ってくれたらいい」という時代ではなくなった。ただ、多くの人に「小林は打てない」という先入観を持たれているかもしれないが、決してバッティングが弱いわけではないよ。打つことに対して非常に努力も重ねているし、意外性も備えている。成績を見れば今年は1打席しか立っていない。チーム事情で登録を外れたのかもしれないが、特別なことがなければ首脳陣は小林に対してしっかり話をしているだろう。

 小林には何より、あの肩がある。相手チームから見れば小林がマスクをかぶっているだけで盗塁のサインを出すことすら躊躇する。あの肩だけで“打率・250”はあるでしょう。巨人でレギュラーを張り、侍ジャパンに選出された実績もある。経験も豊富で、投手の特徴も理解している。洞察力、観察力もあるから、リード面は他の選手にはないものもあるだろう。

 今の小林にできることはいつ呼ばれてもいいようにファームで試合勘を養いながら、準備をしておくこと。打力はもちろん、バントなど小技もしっかり磨いておくことだろう。主軸が戻り、新外国人がスタメンに並ぶようになれば、またチーム事情も変わってくる。今は我慢、辛抱。その時に小林の存在が貴重なものとなる時がくるでしょう。

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