西武 リーグ最速自力V消滅 31イニング適時打なし
「オリックス2-0西武」(21日、京セラドーム大阪)
93試合目。西武は2点を追う九回2死。代打栗山が中飛に倒れた。首位オリックスに完敗し、借金は今季ワーストで、5年目の辻政権でも最多に並ぶ8に膨らみ、リーグ最速で自力優勝の可能性が消滅した。
辻監督は「そうなの?気にしたことない。まだまだそんな。1試合1試合前を向いて戦うだけだから」と努めて前を向いた。
好機で一本が出ない。六回1死一、三塁では中村が遊ゴロ併殺。八回2死満塁は、山川が中飛に倒れた。これで31イニング連続で適時打が出ていない。
今季チーム初完投と踏ん張った先発の今井を援護できず、オリックス戦はカード6連敗。辻監督は「奮起して、打線が早く点を取ってくれるように頑張る」と言葉を振り絞った。