オリックス宮城が単独トップの11勝 中嶋監督は守備陣を評価「しっかり守っている」
「オリックス2-0西武」(21日、京セラドーム大阪)
オリックスは先発の宮城が7回無失点の好投。打線は六回にT-岡田の適時二塁打で先制、八回は押し出し死球で追加点を挙げた。このリードを八回はヒギンス、九回は平野佳のリレーで守り切った。
オリックスは4連勝で今季最多の貯金12。宮城はハーラー単独トップとなる11勝目となった。
中嶋聡監督は試合を振り返り「本当にしんどいゲームだったと思います」と話した。
決勝打のT-岡田については「きょうは(今井に対して)本当にTが合ってましたのでどうにかあそこでまわせる形になったのが良かったのかなと思います」と分析した。
先発の宮城については「きわどいところをボールになっていてしんどそうに見えましたけど途中からいつもの感じに戻ったと思います」と修正能力を評価。
一方でリリーフについては「ヒギンスがあそこ(八回2死一、二塁)の場面でダブルスチールをされるのはまだまだスキがあるということ。周りの方から声を掛けたりできることはしっかりやっておかないといけないと考えさせられました」と反省点を挙げた。
宮城の投球をバックが守りで支えた勝利。
「本当によく頑張りましたね。ダブルプレーもしっかり取れましたし、いろんなプレーありましたけどね。欲を言えば宜保ちゃんにもう1個(愛斗の内野安打)捕ってほしかったですけど。あれとったらすごいですね」
内野陣が宮城の好投を引き出した。
「どんどん投手を助けてほしい。打つだけじゃない。守備で助けられることいっぱいある。いいと思います。(宮城も)バンバン三振取れるわけじゃない。いい投手のときは変な当たりが出やすい。それをしっかり守ってるのはいいと思います」
今井を相手には毎回苦戦を強いられる。
「なんですかね。ほかのチームの時にバンバン四球出すのにうちの時は出さへんし。すごいいい投手ですね。ボールは超が付くくらい一級品ですからね。その投手を相手に宮城が頑張って点をやらなかった。いいと思いますね」
宮城の安定感の要因は?
「感情の上げ下げがない。持って生まれたコントロールの良さもありますよね」
修正力の高さもある。
「最初、あまりにもいいところいきすぎてボールになっていたのが逆に(ストライク)ゾーンの中で高さを変えたり。そういうのをやれるというのは大きいですよね」
22日は山崎福を先発に立てて5連勝を目指す。