「ソフトバンク－楽天」（１２日、ペイペイドーム）

　楽天の先発・則本昂大投手（３０）が今季自己最短となる３回７安打６失点でＫＯされた。２週間前の前回対戦では５安打１失点で完投勝利していたが、敵地では苦汁をなめさせられた。

　「ボールが甘く入ってしまいました。しっかりと投げきれませんでした」

　初回から波に乗れなかった。１死から中村晃に四球を献上。続く、柳田、栗原に連打を許して満塁とされ、打席には長谷川。内角攻めで追い込みながらもファウルで粘られ、１０球目を中堅方向に運ばれた。走者一掃の適時二塁打とされ、先制点を与えた。

　三回も先頭から中村、柳田、栗原に３連打を浴びて、１点を献上。さらに無死満塁で野村に左前への２点適時打を食らい、天を仰いだ。

　三回までで要した球数は８８球。悔しさだけが残るオールスター前最後のマウンドとなった。