オリックス・中嶋監督「難しい勝ちでした」 逆転で4カードぶり勝ち越し
「オリックス8-7ヤクルト」(30日、京セラドーム大阪)
八回に吉田正の三塁打で再び逆転。最後はK-鈴木が締めて勝利。3年目の富山がプロ初勝利。4カードぶりのカード勝ち越しとなった。
中嶋聡監督は「難しい勝ちでしたね。本当に打者陣が諦めずに逆転してくれて良かったです」と振り返った。
2点を追う八回は2死二、三塁から宗の中前適時打で1点差。なおも一、三塁の場面で相手守護神のマクガフが登場。カウント3-1からの5球目に宗が二盗を成功し、吉田正の逆転打につなげた。
「ちょっとした賭けになるかもしれなかった。(二盗成功しても)歩かされるかもしれなかった。3-2になってどうするのかなという。向こうも抑え出してきているんで満塁にもしたくないだろうなと。勝負してくれたんでね」
本当なら5回2失点と好投した先発・増井に史上初の12球団勝利&セーブ&ホールドの偉業を達成させたかったところ。リリーフが踏ん張れなかった。
「向こうもなかなか勝たせてくれない。良い打線ですね。ヤクルト打線も素晴らしかったです」
あえて、相手打線を褒めた。
その強力打線に打ち負けず再逆転した。
「粘りもありますし、なんとかうしろにつないで返すんだというのもありますし」
ロメロが体調不良のため、欠場する中、これで6試合連続の2桁安打となったが、これには「もう触れません!」と笑顔で回答を拒否した。
4カードぶりの勝ち越し。
「そうですね。これで(交流戦は)タイですからね。まだそういう感じじゃない」
故障で離脱していた平野佳が1軍に再昇格した。
「形にはなりつつあるのかなと思います。見えてきたのかなと思います」
火曜日(6月1日)からは甲子園で阪神戦。
「セの首位だとか、5位だとか6位だとか。全然気にしないですね。関西にいますのでね。素晴らしい情報がありますから。80点くらいかなと思う選手を150点くらいの選手なんで(笑)」
5月は10勝12敗1分けとなった。