香川・藤井が春夏秋通じ初の県大会決勝進出 右アキレス腱負傷の岸田が決勝打

 「春季高校野球香川大会・準決勝、藤井12-9丸亀城西」(10日、レクザムスタジアム)

 藤井が点の取り合いとなった試合を制して、春夏秋を通じて初の県大会決勝進出を決めた。

 決勝点をたたき出したのは“手負い”の岸田宗馬内野手(3年)。8-8で迎えた六回2死一、二塁のチャンスで、高めのスライダーを右中間にはじき返し、2点適時三塁打を放った。準々決勝の高松北戦で走者と交錯した際に右足のアキレス腱を踏まれて負傷。歩行時に痛みはあるというが、MRI検査を受けて問題なしと判断。1打席限定の出場となった中で最高の場面で結果を残した。「監督からチャンスで使うと言われていたので。走っているときは痛みを感じなかった」と笑顔で殊勲打を振り返った。

 一方、二回までで6点のリードを奪いながら、失策絡みで追いつかれるなど、守備には課題も残った。小林大悟監督も試合後は「負け試合ですね、本来は」と、厳しい表情。「(選手から)決勝に出たことのないプレッシャーを感じた。チーム力はまだまだ課題」と、夏へさらなる成長を誓った。

 初の決勝と同時に、春秋通じて初の四国大会出場も決めた。岸田は「自分たちがどれだけ通用するか知りたい」と、強豪との対戦を心待ちにした。

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