「ソフトバンク４－７西武」（３日、ペイペイドーム）

　ソフトバンクが４連敗。開幕４連勝スタートの貯金を使い果たして、勝率５割となった。

　先発した高橋礼が８四死球の乱調で６回５失点を喫して今季初黒星。サブマリン右腕は前回登板でも９四死球を与えていた。ただ、工藤監督は制球難よりも、投球の組み立てに不満があったようで「勇気を持って遅い球を投げないといけない。今日の昼間も本人と話をしたんだけど。キャンプから練習してきたカーブを走者がいる場面で使っていない。それが残念だった」と首をひねった。

　打線もリズムに乗れない中で、初回に飛び出した川島の１号先頭打者ソロ以降は沈黙が続いたが、九回裏に柳田の２号ソロと松田の２点適時打で３点を返して意地を見せた。

　工藤監督も最終回の攻撃を評価。「明日につなげないといけないと僕自身は思います。あれを初回から出せるように集中して試合に臨むのが大事。前半の３回、４回までにしっかり得点を取っていかないと、打つ方も投げる方もバラバラになってくる。打っても抑えても負け、となりかねない。うちのリズムに戻すのが大切」と次戦４日の連敗ストップを見据えた。