ヤクルト・山田 復帰即2号3ラン!最大5点差、総力戦追い付いた!
「DeNA11-11ヤクルト」(1日、横浜スタジアム)
誰一人下を向いていなかった。ヤクルトは最大5点差を総力戦で追いついた。チームの中心にあったのは主将・山田の存在。苦しむ投手に声をかけ続け、バットでは復帰即2号3ランだ。「追い込まれていたので食らいついていきました」。一振りでチームを勇気づけた。
2-2に追いついて迎えた二回2死一、三塁の場面。直球を捉えた山田の打球は、バックスクリーンに吸い込まれた。主将の一打に励まされたナインは、4点を追う七回に3者連続適時打で試合を振り出しに戻した。
9回打ち切りにも関わらず、4時間20分の死闘。両軍総力戦だった。新型コロナウイルス感染の影響を受けて、チームは万全ではない。山田も31日の試合は自宅待機だった。それでも諦めずに、チーム一丸で-。思いは一つになった。