オリックスのドラ1山下舜平大 165キロ出す「上を目指す」

 オリックスからドラフト1位で指名された山下舜平大(しゅんぺいた)投手(18)=福岡大大濠=が23日、福岡市内のホテルで入団交渉に臨み、契約金8000万円、年俸700万円で仮契約を結んだ。背番号は12に決まった。

 「まっすぐはずっとこだわっていきたい球種。球速アップにこだわっていきたい。160~165キロにどれだけ近づけるか。上を上を目指していきたい」

 165キロは高校入学時から目指してきたという。本格派投手を目指し、高校ではMAX154キロの直球と落差の大きいカーブの2球種だけで勝負してきた。担当の縞田スカウトは「いい意味でとんでもないことをしてくれそうな素材。170キロも出すかもしれません」と日本最速超えを期待した。

 名前の由来はオーストリアの経済学者ヨーゼフ・シュンペーター。母・美智代さん(51)によると「海外の人から呼びやすいように」付けられたというインパクト十分の名前を球史に残す。

 ◆山下 舜平大(やました・しゅんぺいた)2002年7月16日生まれ、18歳。福岡市出身。189センチ、93キロ。右投げ右打ち。投手。野多目小3年から筑紫丘ファイターズで野球を始め、三宅中では軟式野球部で投手と捕手。福岡大大濠では1年秋からベンチ入り。2年夏はエースとして福岡大会8強に貢献。最速は154キロ。球種は2種類のカーブのみ。10月26日の20年度ドラフトでオリックスの1位指名を受ける。

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