巨人 原監督が引く!ドラフト1位指名は近大・佐藤が濃厚 くじ通算1勝10敗なんの

 ヤクルト戦の延長10回、戦況を見守る原監督(右)。中央は元木コーチ、左は岡本
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 巨人は20日、東京・大手町の球団事務所でスカウト会議を開き、指名候補選手の順位づけや最終確認を行った。1位指名は即戦力の野手に決定。名前こそ公表しなかったが、近大・佐藤輝明内野手(4年・仁川学院)が濃厚で、当日のくじ引き役は原辰徳監督(62)が務める。

 約3時間にも及んだ会議。金の卵の映像を見た原監督もスケールの大きさにほれ直したようだ。報道陣に応対した大塚球団副代表は「10年に一人の逸材ですから、それはもう間違いない」と評価は不変と会議出席者の中で一致。最大級の評価であると明かした。

 佐藤は今秋の関西学生野球リーグ戦で同リーグ新記録の通算14本塁打をマークし、重複指名は確実だが、抽選役は名将に託した。大塚副代表は「もう、監督しかいないでしょ。本人は嫌がっていますけど。監督以外いないですね」と期待する。

 原監督も今度こその思いで挑むことになる。くじは01年に寺原を外してから通算1勝10敗。08年に大田を当てたが、以降は5連敗中。昨年もヤクルト・奥川、西武・宮川を外して堀田を指名した。それでも「やっぱり、絵になるじゃないですか。監督が手を挙げる姿は」と大塚副代表。名将が今年の目玉選手を引き当て、会場が歓喜に沸くことを強く願っている。

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