智弁和歌山が3位で近畿大会出場へ 徳丸が2発で高校通算30号

2本塁打を含む3安打3打点の智弁和歌山・徳丸(撮影・道辻 歩)
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 「秋季高校野球和歌山大会・3位決定戦、智弁和歌山10ー4向陽」(4日、紀三井寺公園野球場)

 智弁和歌山が5年連続25回目となる近畿大会出場を決めた。「4番・右翼」の徳丸天晴外野手(2年)が、高校通算30本塁打に到達した2本塁打を含む、3安打3打点の活躍で勝利に貢献した。

 「(1本目は)とにかくチームのために1本出せればと思って打席に入りました。感触は良かったので入るかなと思ったんですけど入って良かったです」

 持ち味の豪快なバッティングを1打席目から披露した。初回1死二塁から左中間席に2ランをたたき込むと、五回には先頭から同じような放物線を描いて左中間席への通算30号弾を放った。「(1試合2本は)練習試合では何回か。でも公式戦では初めてです」。自身初の公式戦1試合2発となった。

 前日の準決勝では、市和歌山に1点差で敗戦。1点を追った九回に、徳丸は2死一、二塁の一発逆転の場面で三振に倒れるなど、4打数1安打0打点。対照的に、市和歌山の4番・松川虎生捕手(2年)が2安打4打点の活躍をしていた。

 「なんで負けたのか。最後の自分の三振のことだったりを考えて。あそこ(九回)で打ってこそ本当の4番というか。向こうの松川君とは4番との差を感じたので自分の力不足でした」と反省。ただ、「昨日までは落ち込んだところがありましたが、今日は切り替えたんで」と、気持ちを切り替えてこの試合に挑み、結果で示した。

 近畿大会出場も決まり、徳丸は「3位として行けるので。下からというか、やるしかないと思っているので。いいピッチャーから打ってこその4番だと思うので。近畿もいいピッチャーが出てくると思うので打ちたいです」と力を込める。中谷仁監督も「まったく悲観はしてないので。明確にプラス思考で、近畿でベスト4以上に行かないと、甲子園はないと明確になったので。最低2つ、4つ勝つつもりで下からはい上がってやろうと思ってます」とセンバツ出場を目指していく。

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