鳴門が11点差大逆転「誰も諦めていなかった」コールド寸前から驚異の粘りで徳島商下す

9回同点の三塁打を放ち雄たけびを上げる鳴門・岸本拓也
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 「秋季高校野球徳島大会・2回戦、鳴門15-13徳島商」(21日、鳴門オロナミンC球場)

 夏の徳島県代替大会優勝の鳴門が、最大11点差をひっくり返す大逆転勝利で、秋の8強入りを決めた。

 夏の決勝でも当たった徳島商を相手に、両チーム合わせて35安打28得点の死闘を制した。

 初回に7点、二回に4点と、11点の大量リードを奪われながら、ここから驚異の粘りを発揮。コールド負け寸前の五回に上田隼翔内野手(1年)と主将の岸本拓也内野手(2年)の適時打で2点を返すと、そこから毎回得点を重ね続けた。2点差の九回には1死一、二塁から岸本がセンターオーバーの同点三塁打。塁上で大きく右手を突き上げた岸本は「誰も諦めていなかった。『1点ずつ、1点ずつ』と声をかけ続けていた」と、笑顔で語った。

 延長十回に相手の失策で勝ち越し、その裏を八回から登板していた杉山敬基外野手(2年)がきっちり締めた。夏のレギュラー級が8人残り、優勝候補にも挙がっていた徳島商を破ったことに杉山は「一つの壁を越えられたと思う」と満足げ。「ここからもう1回いい波がくると思うので、のっていきたい」と、徳島王者、そして春のセンバツへ向けて気持ちを新たにしていた。

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