楽天・三木監督も喜び爆発「選手の力を見せてもらった」7連打で大逆転
「日本ハム3-5楽天」(2日、札幌ドーム)
楽天が九回に怒濤(どとう)の7連打で逆転勝利を収めた。
3点を追う九回1死。鈴木大の右前打が逆転の呼び水となる。ロメロ、浅村も続いて満塁とし、岡島が左中間を破る走者一掃の3点適時二塁打を放った。
「チームのみんなが満塁で回してくれて、絶対に打ってやろうと思って打席に入った」と岡島。昨季は相次ぐ故障で1軍出場ゼロに終わったが、今季は8月27日に1軍昇格を果たすと、勝負強い打撃を発揮してきた。
そしてなおも1死二塁で、同じく開幕を2軍で迎えた田中。「初球から行ったろう!という気持ちだった」と初球のスライダーを捉え、左越えの適時二塁打で勝ち越しに成功。その後も打線の勢いは止まらず、打者10人、7連打で計5点を挙げた。
ベンチでは選手とともに喜びを爆発させていた三木監督は「普段は試合が終わるまで感情を出すのはどうかなと思っているが、今日は選手と一緒に声を出した」という。3連敗中で、チーム勝ち頭の先発・涌井を立てて劣勢を強いられただけに価値ある逆転勝ち。指揮官も「選手の力を見せてもらった。選手に感謝です」と話していた。