ヤクルト・高津監督 終盤の猛追も、連日乱調の先発陣に苦言「毎回追いかける展開に」
「ヤクルト5-7阪神」(22日、神宮球場)
高津ヤクルトが、青木のグランドスラムなどで猛追を見せたが、あと一歩届かず。序盤の6失点が最後まで尾を引き、高津監督は表情を厳しくした。
「打つ方はよく追い上げたかな、あと一歩のところまでいったわけだから」と切り出すと、すぐさま話を投手陣の話題へと切り替えた。来日初先発となった新助っ人のクックが、4回6失点でKO。立ち上がりから3点を失い、ヤクルト投手陣全体への課題は払拭(ふっしょく)されず。指揮官の言葉は重たくなった。
「やっぱり2死走者なしからの6点は痛いね。毎回言うようだけど、展開が重くて、毎回追いかける展開になってしまっているので」
この1週間は、先発投手陣が踏ん張り切れていない。18日の中日戦は高橋が2回4失点、19日の同戦は原が2回2/3を6失点。21日の阪神戦は吉田喜が4回6失点で、この日はクックが4回6失点だ。負けた試合はいずれも先発投手陣が序盤につかまり、早期継投を余儀なくされた試合ばかり。
高津監督も「毎日ビデオを見て、ゲーム内容を研究したりしながらやってはいるんだけどね…。うまくいっていないね」と苦しい表情を見せた。




