高知が優勝!エース安岡 気迫の139球2失点完投!昨夏決勝2回降板の雪辱
「高校野球高知大会・決勝、高知3-2明徳義塾」(2日、春野総合運動公園野球場)
夏の高知代替大会決勝が行われ、高知が明徳義塾を激戦の末に破り、2009年以来となる夏の頂点に立った。安岡拳児投手(3年)が気迫の2失点完投勝利。プロ注目の森木大智投手(2年)がベンチ外となった今大会で、エースとしての意地を見せた。打っては九回、9番・津野虎太郎内野手(3年)が決勝打を放ち、最後の夏をうれし涙で終えた。
自己最速を更新する142キロのストレートと、2種類の落ちる球で安岡が明徳義塾打線を封じ込めた。後半は疲れが見えたが「エースとして投げ抜かないといけない、と大会前から決めていた」と9回139球を強い気持ちで投げ切った。
昨夏の高知大会決勝も同じカード。1年前も先発した安岡はわずか2回で降板し、後輩の森木に後を託した。「あの時は森木の方が監督の信頼度が全然、上だった」と、さまざまな悔しさを味わった。それから「もっと信頼してもらえるようにと練習してきた」と自らの手で信頼を勝ち取った。
前日1日、準決勝の岡豊戦で129球を投げて完投した夜、浜口佳久監督へラインを送った。
「自分先発ですか?」
「当たり前やろ」
甲子園大会が中止となった今夏、チームは3年生中心の戦いを選択し、2年生の森木はこの日、スタンドから声援を送った。「森木がいない分、自分がしっかり投げないといけない」と自覚十分に語っていた安岡。監督、チームメートからの信頼を全面に受けて最高の投球を見せた。
今後は将来的なプロ入りを目指して進路を決定する方針。高知大会を制しても甲子園切符は手にできなかったが、この「最高」の夏を夢への糧とする。





