福岡大大濠・山下7回13K 視察9球団の前で150キロ

 「高校野球福岡大会・福岡地区3回戦、福岡大大濠5-1東福岡」

 福岡大大濠の最速153キロ右腕、山下舜平大投手(3年)が東福岡との福岡地区3回戦で今夏初先発し、7回を被安打5、1失点で毎回の13奪三振の快投した。9球団のスカウトが熱い視線を注ぐ中、この日最速は150キロ。チームは5-1で勝ち、準々決勝進出を決めた。

 山下がこの夏初先発で7回13奪三振と本領を発揮し、東福岡打線を1失点。スカウトのスピードガンは150キロを計測し、大器の片りんを見せた。

 初回先頭から5者連続奪三振でスタート。六回に失策絡みで1点を与えたものの五回までは被安打2で三塁を踏ませなかったが「調子が悪くてカーブがいかなかった。コントロールにばらつきがあるのが次への課題」と満足はしていない。

 球種は直球とカーブだけ。そのカーブがプロのスカウトから絶賛されている。広島の末永スカウトは「スピンが利いて落差がある、いいカーブを投げる」と言い、ヤクルトの松田スカウトは「小さい変化をする球はプロになって覚えられるが、落差のある緩いカーブはなかなか投げられない」と評価する。

 「背が1センチ伸びて189センチになりました」と山下はまだまだ成長中。名前の「しゅんぺいた」は「外国の人も呼びやすいように」と名付けられた。ワールドクラスの投手を目指し、これからも成長曲線をたどっていく。

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