広島独自大会7・11開幕8・8決勝 感染予防徹底、原則無観客

 広島県高野連は5日、広島市西区で定時評議員会を開き、新型コロナウイルス感染拡大を受け中止となった全国高校野球選手権大会の地方大会に代わり、独自の大会を開催すると決めた。従来通りのトーナメント方式で、開幕は7月11日、決勝は8月8日。軟式の代替大会開催も決定した。また、福岡県高野連が一度は開催を断念していた福岡大会の代替大会について、再協議となることが5日、分かった。

 球児に熱い夏がやってくる。広島県高野連は、県内の新型コロナウイルス感染状況などを鑑み今夏の全国選手権広島大会の代替試合開催を決定した。板森匡祐理事長は「練習の成果を発揮する機会を設けるのはとても意義深い。独自大会を実施する」と力を込めた。

 今月28日に抽選会が行われ、7月11日に開幕する。試合は学業に支障が出ないようにするため土日開催。決勝は8月8日だ。雨天中止などでその日の試合が消化されない場合は後ろ倒しになるものの、予備日は8月9日のみ。天候などによっては全日程を消化できない可能性がある。

 感染予防対策として原則、無観客試合。移動リスクを減らすため、1回戦などは各地区での対戦になることも想定している。また「密」を避けるためベンチ入り選手は従来通り20人の方向。一方で「柔軟に対応したい」と、試合ごとのメンバー入れ替えや部員のスタンドでの応援については今後、検討していく。

 今春の選抜大会から実施される予定だった球数制限は導入予定。日程消化や健康確保のため、コールド試合の規定や時間制限などについても議論を重ねていく。

 「3年生は最後の夏。目標を持って頑張ってもらいたい」。板森理事長は特別な夏を、最高の夏にしてほしいと願った。

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