2年生4番山村擁する打の東海大相模VSエース林擁する守りの近江【11日のみどころ】

 握手で互いの健闘を誓い合う東海大相模・井上、近江・有馬の両主将=3日
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 「全国高校野球選手権・2回戦」(11日、甲子園球場)

 11日は2回戦4試合が行われる。各試合の見どころを紹介していく。

 【第1試合】筑陽学園(福岡)-作新学院(栃木)

 筑陽学園は16年ぶり2度目の出場で、初の春夏連続出場。背番号「1」を背負う西館昴汰投手(3年)が春以降も成長を遂げ、投手陣の大黒柱となる。打線は切れ目がなく足も絡めながら得点を狙う。作新学院は9年連続の出場。県大会では5試合で65安打53得点で1試合平均10・6点という攻撃力が武器。守備も堅実で投打のバランスに優れている。

 【第2試合】東海大相模(神奈川)-近江(滋賀)

 初戦屈指の好カード。激戦の神奈川大会を勝ち抜き、全国優勝を果たした15年以来の出場となる東海大相模は、攻撃力が持ち味だ。県大会のチーム打率は・399で、4番を打つ2年生の山村崇嘉内野手は打率・484で、チームトップの17打点を記録した。対する近江は、昨夏8強のチームからバッテリーを組む林優樹投手(3年)と有馬諒捕手(3年)がチームの軸。林は県大会で26回を投げ、無失点。失策数もゼロで、守りからリズムを作って東海大相模に挑む。

 【第3試合】中京学院大中京(岐阜)-北照(南北海道)

 3年ぶり7度目の出場となる中京学院大中京は、破壊力ある打線に注目だ。チーム打率・426は参加校の中で2番目に高い数字で、1年生の小田康一郎内野手が、県大会6試合で打率・632、7打点の成績を残すなど急成長。守りでは4月にU18代表候補に選出された主将の藤田健斗捕手(3年)がチームを引っ張る。2年連続出場の北照は、エースで4番の桃枝丈投手(3年)がチームの柱だ。南北海道大会では7試合中6試合を完投。悲願の夏初勝利を目指す。

 【第4試合】花咲徳栄(埼玉)-明石商(兵庫)

 5年連続出場の花咲徳栄は、参加校トップのチーム打率・432という数字を引っ提げて甲子園での戦いに挑む。中心となる韮沢雄也内野手(3年)は4月にU18代表候補にも選出されており、攻守ともに優れた注目の選手。2年連続2度目の出場の明石商は、エースで最速149キロ右腕の中森俊介投手(2年)と、来田凉斗外野手(2年)の2年生コンビが投打の軸。春のセンバツで4強に進出した経験も生かし、日本一に向けてまずは夏の甲子園初勝利を目指す。

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