「高校野球大阪大会・３回戦、履正社（降雨ノーゲーム）四條畷」（２６日、シティ信金スタジアム）

　今大会初観戦の元阪神の父・関本賢太郎氏の助言を生かし、履正社主将の関本勇輔捕手（３年）が“幻のタイムリー”で存在感を示した。降雨で三回途中ノーゲームとなったが初回２死三塁で右前に運んだ一打に「（この日の朝も父に）姿勢をしっかり背筋を伸ばして打つことを言われました」と笑顔だった。

　初戦では犠飛による打点を挙げながらも、好機での凡退を反省。「（初戦以降）背中が丸くならないようにしてきました。お父さんと話して、悪い時はそうなっている共通点があってそこを修正して」と「家族会議」で修正ポイントを明確にした成果が表れた。

　この日は５球団が視察。２週連続で視察した阪神・和田ＴＡは「しっかり見極めてストライクゾーンに来たのを確実にヒットにする」と高評価。仕切り直す次戦以降も、追っていく構えだ。