巨人の丸佳浩外野手（３０）が６日、川崎市のジャイアンツ球場で自主トレを公開。広島時代を含めて未経験の日本一達成と東京五輪出場を目標に掲げた。

　年末年始は実家でゆっくり過ごし、餅を食べ過ぎたという丸。新年を迎えて気持ちを新たにした。球場開きのこの日、ランニング、キャッチボールの後、マシン打撃を１時間こなして汗を流した。「しっかり動いて、さあやるぞという気持ち。２月１日にスパイクを履いて、全ての動きが一通りできるようにしたい」と意気込んだ。

　個人タイトルよりも欲しいものがある。広島時代を含めてただ一人、４年連続でリーグ優勝を遂げたが、日本一は一度もない。「日本一になるチャンスが４回あって４年連続で逃している。なんとか日本一になりたい」と切実な思いを明かした。

　巨人移籍２年目。仲間に経験則を惜しみなく伝える。メジャー通算８８本塁打の新外国人のパーラには「分からないことがあれば、積極的に意思疎通を図っていきたい」とアドバイスを送る考えだ。

　昨年はプレミア１２にも出場して世界一に貢献した。今夏の東京五輪については「なかなか参加できることではない。選ばれるように頑張りたい」と意欲を示す。大きな目標達成へ、丸が自主トレから厳しく追い込んでいく。