日本ハム・清宮の夢はマー君打ち 子供たちにMLB挑戦の野望語る「対戦できれば」
日本ハム・清宮幸太郎内野手(20)が19日、米ヤンキース・田中将大投手(31)との対戦を夢に描いた。この日は東京都江東区立東雲小学校で行われた「JFAこころのプロジェクト 夢の教室」に先生役として参加。5年1組の生徒33人と接する中で、将来的なメジャー挑戦という野望を再確認した。
未来を担う少年少女に「夢を持つことで人生が楽しくなる」と伝えた清宮は、その言葉が自身の心にも響いていることに気づいた。「メジャーリーガーになりたい。対戦できれば光栄なことです」。海外FA権の資格取得条件を満たすのは早くて27年だが、田中との直接対決を未来予想図に新しく書き込んだ。
06年夏の甲子園決勝再試合。当時小学1年の清宮は、早実・斎藤佑と駒大苫小牧・田中の死闘を三塁側スタンドで生観戦し、野球を始めると決意。日米通算174勝と世界を代表する投手に飛躍した田中の存在は、20歳の心を常に刺激している。
「まだまだそこには到底及ばない成績。まず来年はホームランをどんどん打って、たくさん活躍したいです」
プロ2年目の今季は81試合の出場で打率・204、7本塁打、33打点。「目指します」と誓う来年の東京五輪出場には、圧倒的な数字を残す必要がある。「これからかなと思います」。決して平たんな道ではないが、自分を信じ、走り続ける。



