元阪神の遠山奬志氏 浪速高監督に就任“松井キラー”解説者を経て異例の転身

 阪神などで活躍し、コーチも歴任した野球評論家の遠山奬志氏(52)が、大阪・浪速高の野球部監督に就任していたことが8日、分かった。着任は1日付。かつて“松井キラー”として名をはせた虎のリリーフエースが、01年センバツで8強に進出した強豪の再建を目指す。

 同校関係者によると、遠山氏は2014年に研修を受けて学生野球資格を回復。その後、臨時的に同校の生徒へアドバイスを送っていたという。10月半ばから正式なコーチとして指導に当たり、生徒との関係や指導方法、理論などを確認。「非常に品格のある指導をしていただいていた」(同校関係者)ということで正式に監督就任を要請され、遠山氏も受諾した。

 大阪府高野連も申請を認め、今月1日から監督業をスタート。就任後初の公式戦となる来年の春季大阪府大会へ向け、チーム強化に取り組んでいる。

 遠山氏は1985年度ドラフト1位で阪神へ入団。91年にロッテへ移籍し、戦力外通告を経て阪神に再入団。99年には「野村再生工場」の代名詞として63試合に登板し、防御率2・09をマークした。特に当時巨人の松井秀喜には圧倒的な強さを誇った。解説者を経ての高校野球監督就任は異例。野村ID野球の薫陶を受けた左腕が、“考える野球”を高校球児に伝授していく。

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