楽天は７日、ロッテからＦＡ宣言した鈴木大地内野手（３０）と、前日６日に都内で交渉を行ったと発表した。

　石井ＧＭは球団を通じ、鈴木の獲得へ乗り出した理由について「鈴木大地選手に興味を持たせていただいたのは、降ってわいた話ではなく、日頃からのプレーや試合中のしぐさ、行動力を見させていただいておりました」とした上で、「試合の流れが変わる可能性がある場面で見せる勝負強さやプレー、チームへの発信力はすごいと思っていました」とコメントした。

　交渉の中でも「若い選手が奪いにくるものをはね返して高い壁になってほしいという話をさせていただきました」と明かした。若い選手が多いチームの中で「鈴木選手の背中を見せていただきたいとお伝えしました」と、リーダーシップを発揮してもらうことに大きな期待を懸けた。

　鈴木は今季打率・２８８、１５本塁打、６８打点と多くの部門でキャリアハイを記録。内野すべてのポジションを守れるユーティリティーさや、選手をけん引できるキャプテンシーが評価され、楽天の他にも巨人などが獲得に名乗りを上げていた。