楽天・今江がコーチ就任へ 引退会見「感謝の気持ちしかない」

 今季限りでの引退を表明した楽天・今江年晶内野手(36)が18日、楽天生命パーク宮城で引退会見を行った。球団からはコーチ就任をオファーされ、受諾の方針。また、引退を機に本名の敏晃に戻すことも発表された。

 1月に右眼球中心性漿(しょう)液性脈絡網膜症を発症した影響で、今季は26試合出場にとどまった。球団の戦力構想から外れた後は、他球団での現役続行も考えたが「違うチームでやっていけるかという不安もあった」と引退を決意した。

 現役での思い出に2度の日本シリーズ出場でいずれもMVPとなったことを挙げた。特に05年に阪神と戦った日本シリーズでの8打席連続安打を「唯一誇れるのは、その記録を立てられたこと」と振り返った。

 支えてくれた家族に話題が及ぶと涙をこらえきれず「本当に感謝の気持ちしかない」と話した。東日本大震災後は復興支援活動に尽力し「かっこいい姿を見せて元気になってもらいたい。それが原動力だった」と今江。心優しきバットマンが、18年間の現役生活に別れを告げた。

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