大船渡・佐々木は登板せず 延長勝利の仲間に「すごく頼もしかった」

 4回、ベンチから指示を出す大船渡・佐々木=岩手県営球場(撮影・堀内翔)
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 「高校野球岩手大会・準々決勝、大船渡6-4久慈」(22日、岩手県営球場)

 高校公式戦史上最速タイの160キロをマークした佐々木朗希投手(3年)擁する大船渡が延長十一回、久慈に競り勝ち、準決勝に進出した。前日の4回戦・盛岡四戦で延長12回194球を完投した佐々木は今大会初めて先発を回避し、ベンチスタート。最後まで登板することなく温存した。

 佐々木はベンチで声を出し続けて仲間を鼓舞。延長十一回の勝ち越しを決めた場面では大きくガッツポーズを繰り出し、勝利が決まるとジャンプして喜び整列に向かった。

 準決勝進出を決めて佐々木は「できることを精いっぱいやって仲間を信じて声援を送っていました。すごく頼もしかったです」とチームメートに感謝した。

 登板については「言われていなかったので」と語り、状態については「半分以上は」と答えた。この試合では登板に備えてブルペンに入ることもなかった。

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