阪神へＦＡ移籍した西勇輝投手の人的補償でオリックス入りが決まった竹安大知投手（２４）に金田和之投手（２８）、岩本輝投手（２６）の元阪神コンビが２１日、救いの手をさしのべた。

　一昨年オフに糸井の人的補償でオリックス入りした金田は「すんなり入りやすい環境はつくってあげたい」と話した。自身は知り合いもいない状態で新天地に乗り込み苦労した経験がある。だからこそ、竹安には野球以外の面で苦労はさせたくないと考える。

　岩本も思いは同じだ。阪神に在籍した２０１６年は右肩痛でリハビリ組。同じく右肘手術から復帰を目指す竹安と一緒にトレーニングした仲だ。

　「やることは一緒なんで大丈夫。僕も今季途中からでしたけど、みんなよくしてくれた。沢田とか黒木とか同級生も多いしアイツなら大丈夫」

　手続きなどの関係で入団会見は年明けとなる見通し。球団では先発候補として高く期待している。元阪神の２人がともに「マジメ」と口をそろえる右腕。持てる力をフルに発揮するための受け入れ態勢はバッチリだ。