巨人新助っ人は課題の5番候補 大砲ビヤヌエバ獲得を発表 背番号33「大変光栄」

 巨人は21日、来季の新外国人選手として、パドレスのクリスチャン・ビヤヌエバ内野手(27)と基本合意したことを発表した。背番号は33に決まった。契約は1年、推定年俸は契約金を含む総額200万ドル(約2億2500万円)。

 原巨人の今オフ“補強第1弾”だ。ビヤヌエバはメキシコ出身の右の長距離砲で、昨年メジャーデビュー。今季は打率・236、20本塁打、46打点の成績を残した。

 本職は三塁手だが一塁、二塁、遊撃でもプレー。巨人では今オフ、正三塁手だったマギーが退団しており、補強ポイントに合致するビヤヌエバの獲得に動いていた。阪神などもその動向に注目していたとみられる。

 巨人はFA宣言した広島・丸、オリックスを退団した中島らの獲得にも動いており、来季の布陣は不透明な部分が多い。ただ、今季3割30発100打点で大ブレークした岡本和真内野手の4番は不動。ビヤヌエバにはその後を打つ5番候補として期待が集まる。

 今季、巨人の5番は岡本を含めて7選手が務めた。亀井の47試合が最多だが、5番での打率・269、5本塁打、18打点はやや物足りない成績。35試合を託された阿部は来季捕手も兼任し、代打の切り札としても期待される。原監督は「ひとりひとりの力を見極め、ジャイアンツにとって誰と戦うのが一番なのか、しっかり観察し、目標にしてチームを作っていきたい」と語っているが、5番にビヤヌエバがはまれば攻撃力は大幅にアップする。

 新助っ人は今季3、4月は1試合3本塁打を放つなど、存在感を発揮。エンゼルス・大谷翔平投手とともにナ・リーグの月間最優秀新人にも輝いた。長打力が売りの一方で、走塁への意識も高く3盗塁をマークしている。

 5年ぶりのV奪回、打倒広島に向けて戦力補強はまだ序章。積極的かつ的確に、陣容を整えていく。

 ビヤヌエバは球団を通じ、以下の通りコメントした。

 「伝統ある読売巨人軍と契約できることを大変光栄に思います。日本に行ったことはありませんが、日本人選手はとても練習熱心で規律正しいイメージがあります。東京ドームの大観衆の前でプレーすることを楽しみにしています。新たな環境で新しいチームメイトと一緒に戦い、リーグ優勝、日本一に貢献できるよう全力を尽くします」

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