ソフトバンク日本シリーズ進出2年連続18回目 西武無念…VチームCS敗退はパ2度目

西武に勝利し、日本シリーズ出場を決めたソフトバンクナインは笑顔でタッチを交わす
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 「パCSファイナルS・第5戦、西武5-6ソフトバンク」(21日、メットライフドーム)

 王手をかけていたシーズン2位のソフトバンクが4勝2敗(西武のリーグ優勝によるアドバンテージの1勝を含む)で2年連続18回目(前身球団含む)となる日本シリーズ進出を決めた。現行のCS制定後(07年以降)、レギュラーシーズンを優勝したチームが日本シリーズに進出できなかったのは、パリーグでは10年のソフトバンク以来、2回目。なお、10年に日本シリーズに進出したのは3位のロッテで、2位からの日本シリーズ進出はCS制定後初。

 ソフトバンクは初回、柳田が無死満塁から走者一掃の適時二塁打で3点を先制した。2点を返された後の五回には柳田が今度はソロ本塁打で突き放す。4-3で迎えた八回には上林が2死一、二塁から2点適時三塁打を放った。

 工藤監督は試合後のインタビューに「本当に、このメットライフドームにたくさんのホークスファンの方が駆けつけていただいて、あつい応援をしてくれて選手たちも燃えて戦うことができたので本当にうれしくおもいますし、今は、終わった後というのはほっとしています」と少し表情を緩めた。西武を相手に、「シーズン中から、ここではなかなか勝つ事ができなくて、西武の強さっていうものがすごく際立っていたんですけど、その中でこうやってチャレンジができて、その中でみんなが結果を出してくれて良かったと思います」と一息。日本一へ「パ・リーグの代表として、しっかりとセリーグと戦ってきたいと思います」と誓った。

 西武は前日、デスパイネのスイングが左手首を直撃し、途中交代した森が「8番・捕手」で出場を強行し五回には意地の適時打を放った。六回には浅村がソロ本塁打、九回2死から中村がソロ本塁打を放つなど最後までリーグ王者として戦ったが、苦杯をなめた。

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