ヤクルト・バレンティン、リーグ断トツ128打点

 「ヤクルト6-0阪神」(7日、神宮球場)

 迫力満点のヤクルト・バレンティンが帰ってきた。初回は右翼線への先制適時二塁打、五回は右中間への37号ソロ、七回は中前適時打。いずれも外角球をはじき返しての3安打3打点だ。

 9月は打率・198、1本塁打、11打点の不振。打点狙いを公言していた助っ人に今月1日、小川監督が火をつけていた。「打点、打点って言っているけど、そんな打撃は相手にしたら全然怖くないだろ」。効果はてきめんで、翌2日のDeNA戦で2発、そしてこの日のアーチ。豪快さを取り戻した。

 リーグ断トツの打点は128。「CSに向かって、みんながコンディションを保ってやっている。青木の穴をカバーしていると思う」。左太もも裏を痛めた青木のCS出場がピンチの中、主砲の復調は心強い。

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