阪神・才木 須磨翔風高恩師から2大指令「もちろん取ります!」沢村賞&2年連続最優秀防御率
阪神の才木浩人投手(27)が6日、母校の須磨翔風高で行われた「第1回 福・才木・安田旗ジュニア少年少女選手権大会」の決勝戦を観戦した。約1年ぶりに恩師の中尾修監督(60)とも再会し、①沢村賞②2年連続最優秀防御率を来季の2大指令として課された。少年少女に「楽しむこと」の大切さを説いた右腕が、夢を与えるために恩師の指令に応える。
決勝戦を前に、才木が野球少年少女へ「楽しんでほしい」と指令した数分後、中尾監督から2大指令を出された。①沢村賞②2年連続最優秀防御率。そのことを聞くと「もちろん、取ります!沢村賞はもちろん取りたいと思います」。真っすぐな目で指令遂行を約束した。
恩師からの指令は24年に始まって3回目。一昨年オフには①18勝②勝率8割以上③防御率1点台の3大指令で18勝だけ達成できず。昨オフはリーグ優勝の指令を受け、見事に実現させた。「リーグ優勝、良かったと思います」と納得の表情。来季も期待に応え、2年連続の達成といきたい。
中尾監督は「毎年、成長は感じますね。今年は断食をしたというから、だいぶスリム化して。『今から肉を増やすんです』と言ってた」とストイックさに感心していた。最優秀防御率と沢村賞の指令も、実現を信じているからこそだろう。
この日は自身の名前が入った少年野球大会の決勝戦を観戦。「まじで野球が見たいんだけど」と言いながら、小学4年生のプレーに注目していた。早ければ、10年もたたないうちにプロの舞台で再会するかもしれない。「出てくると思いますけどね。同じ世界にいるというのは僕にとっても刺激になる。本当に楽しみですね」と心待ちにした。
当然、敵となれば真剣勝負。「全力でいきますよ」と未来のプロ野球選手に宣戦布告した。その頃は30代後半。「僕がどうなってるか知らないですけど。技巧派になってるかも。真っすぐを全然投げへんみたいな」とニヤリ。まずは恩師の思いに応え、少年少女の憧れの投手で居続ける。
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