巨人・岡本和真の争奪戦にブルージェイズ参戦 一塁に14年775億円契約のゲレロ 米報道「三塁が主になるだろう」 内外野併用の可能性も

 米大リーグ情報サイト「トレード・ルーマーズ」は6日(日本時間7日)、ニューヨーク・ポスト紙の情報としてブルージェイズが巨人からポスティングシステムを使ってメジャー球団と交渉している岡本和真内野手の獲得に動いていると伝えた。同内野手にはレッドソックスやパイレーツなども興味を示していると言われており、争奪戦の様相を呈している。

 岡本は智弁学園から14年ドラフト1位で巨人に入団し、NPB11年の通算成績は1074試合、打率・277、248本塁打、717打点、OPS・882。NPB屈指の堅守のパワーヒッターとして本塁打王3回、打点王2回、ゴールデングラブ賞3回に輝いている。今季は5月に左肘のけがで長期離脱を強いられたが、69試合で打率・327、15本塁打、49打点、OPS1・014の好成績をマークした。

 同内野手の交渉期間は45日間で来年1月4日午後5時(同5日午前7時)まで。同じ一塁と三塁をこなすヤクルトの村上宗隆も11月上旬にポスティング申請しているほか、アレックス・ブレグマン、エウヘニオ・スアレス両内野手、一塁と外野を守るコディ・ベリンジャーらメジャー屈指のスラッガーらとともに大きな注目を集めている。

 ブルージェイズの一塁には今年4月に14年5億ドル(約775億円)の球団史上最大の契約を結んだ生え抜きのブラディミール・ゲレロがいるため、同サイトは「岡本の守備のユーティリティ性は、ラインナップを柔軟に組み替えることを好むブルージェイズにとって間違いなく魅力的だ。トロントでは三塁が岡本の主なポジションになるだろう」と記述。さらに「外野両翼を守れれば、右打ち版のアディソン・バーガーのような存在になり得る。バーガーは今後の補強にもよるが、三塁兼右翼として起用され続ける見込みだ」と、内外野併用の可能性も伝えた。

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