阪神4連敗で借金16 2年ぶりBクラス確定、CS進出完全消滅

 8回、福留孝介(手前)が右飛に倒れ、悔しがる阪神・金本知憲監督(中央)
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 「阪神1-2ヤクルト」(4日、甲子園球場)

 ヤクルトに敗れて4連敗を喫した夜、阪神のCS出場の可能性が完全消滅した。巨人が広島を4-0で下したことで、試合終了前にBクラスが確定。甲子園では引き分けを挟んで7連敗。本拠地では37敗目で、1995年に記録した球団ワーストの38敗にあと1となった。

 試合は1-1の九回、ドリスが右越えにプロ初本塁打を献上。7敗目を喫した。

 先発は青柳。四回、2死から奥村に左前打を許すと、打席には中村悠。相性の悪い相手へ過剰な意識が働いたのか、背中を通過するボールで四球を与え、ボールがファウルゾーンを転々とする間に、奥村には三塁を陥れられた。

 捕手の梅野が捕球し、三塁へ懸命の送球も判定はセーフ。金本監督はリクエストを要求したが、判定は覆らなかった。

 2死一、三塁で試合は再開され、打席に入ったのは投手の星。青柳は悪い流れを断ち切ることができず、一、二塁間を抜かれるタイムリーを運ばれた。今季の星はここまで5打席で1安打、打点0だったが、初タイムリーを献上してしまった。5回5安打1失点。勝敗は付かなかった。

 五回には、代打で登場した鳥谷が中前適時打で一時同点に追い付いた。これで通算2065安打目をマーク。藤田平氏(デイリースポーツ評論家)が持つ球団記録を超えた。「積極的に行ったことがいい結果につながってくれました。(球団最多となる2065安打については)今まで積み上げてきた結果でこれからもやるべきことは変わりません」と振り返ったが、敗戦でこの日唯一の見せ場となった。

 借金16は2016年9月24日以来。2年ぶりのBクラスが確定した。5日も甲子園球場で中日戦に挑む。ファンのためにも本拠地での連敗を止めたい。

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