巨人97年以来の東京D負け越し…屈辱の敗戦に由伸監督初の会見なし

 「巨人1-6DeNA」(19日、東京ドーム)

 またも天敵に屈した。巨人は新人左腕・東の前に、七回2死まで塁に出ることすらできず、これで初対戦から5戦5敗。試合後、高橋監督は就任以来初めて会見場に姿を見せず、村田ヘッド兼バッテリーコーチは「監督としてもあの内容じゃ話すこともないわな。申し訳ないと思うよ」と言葉を絞り出した。

 投手・吉川光以外、8人の右打者を並べて臨んだ。だが、浴びせた安打はマギーのソロのみ。食らえば球団初となっていた完全試合を逃れるのがやっとだった。今季初の2番に座った長野は「出塁できなかったので申し訳ない」と声を落とし、主砲の岡本も「真っすぐが良かった」と悔しげに振り返った。

 屈辱の敗戦で、1997年以来となる本拠地・東京ドームでの負け越しが決まった。借金も「8」に膨らみ、4位・DeNAに0・5差に迫られた。20日のヤクルト戦では7連敗中の苦手・小川と対戦する。「切り替えてやっていくしかない」と村田ヘッド。残り9試合。意地が問われている。

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