ソフトバンク・千賀がお立ち台で早着替え デスパイネTから嘉弥真Tへ

 日本ハムに勝利し、ポーズをとるソフトバンクの千賀(左)とデスパイネ
2枚

 「ソフトバンク5-0」(10日、ヤフオクドーム)

 今季8勝目を挙げたソフトバンクの千賀滉大投手がお立ち台で早着替えを披露した。

 この日は二回から七回まで得点圏に走者を許さない好投。「決して調子は良くなかった」と言いながらスコアボードに0を並べ続けた。しかし八回、2死走者なしから連打と四球で満塁としたところで、悔しいイニング途中での降板となった。それでも2番手・嘉弥真が好リリーフ。千賀は無失点で堂々の白星を手にした。

 ヒーローインタビューには先制2ランのデスパイネと一緒に登場。「これを一緒に着よう」とデスパイネから自身の100本塁打記念Tシャツを手渡されていた。だが、ひとつ問題が。直前に嘉弥真からも「俺のTシャツを着ていけよ」と受け取っていたのだ。

 困った千賀は、結局、白のデスパイネTシャツでお立ち台へ。しかし、話が中盤に差し掛かった頃、自ら「次回は嘉弥真さんの力を借りないように頑張ります」と言うと、次の瞬間、デスパイネTシャツを脱いだ。すると黒の嘉弥真Tシャツ姿へと早替わりだ。

 「嘉弥真さんのを中に着ていました。(インタビュアーから)途中での降板の話を振られるかと思ったけど、なかなか嘉弥真さんの名前が出てこなくて焦りました(笑)」

 ベンチ裏に戻ってきた千賀は投球に関してはクールな受け答えに終始したが、そこに話が及ぶとニコリと表情を崩した。

 本調子といかずとも無失点白星は何よりの良薬だ。また、チームも日本ハム戦の連敗を7で止め、勝率も5割に戻した。東浜の1軍復帰やデスパイネの復調など投打に明るい兆しも見えてきたソフトバンク。チームに明るさが戻ってきたのは反撃態勢が整いつつある証だ。

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