甲子園で聖光学院が“エアノック” 「見学」でボール使えず発案

 第100回全国高校野球選手権記念大会(5日開幕・甲子園球場)の出場校による甲子園見学が31日、スタートし、聖光学院(福島)などが“エアノック”で聖地の感触を確かめた。記念大会の今大会は出場校が56校と多く、例年の「甲子園練習」ではなく「見学」という形で行われた。

 トップを切って甲子園に足を踏み入れた聖光学院ナインは、斎藤智也監督(55)の発案で、ボールやバットを使わない「フリ」だけのノックを行った。最後は整列して校歌も熱唱。聖地に大きな歌声が響いた。

 斎藤監督は「スタンドに入ってから思いつき、選手たちに『せっかくだからやろうよ』と提案した。選手たちは最初はノリが悪くて『え~やるんですか?』という感じだったんですけどね」と、甲子園入りしてから思いついたことを明かした。

 ボール回し、投内連係など、本来の練習さながらの動きで、グラウンドを走り回った。斎藤監督は「終わってから、阪神園芸さんに『こんなに走り回るとは』ビックリされました」と頭をかいた。主催者側の説明ではボールの使用が禁止という説明だったため「じゃあエアノックをしようと。前例を作ってしまって申し訳ない」と話した。

 その後に甲子園見学を行った鳴門(徳島)、北照(南北海道)なども続けてエアノックを行った。

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