ロッテ・井上が好調をキープ 17号ソロに2四球 被災地の故郷・広島に元気届ける
「ロッテ2-3楽天」(16日、ZOZOマリンスタジアム)
ロッテ4番の井上が前半戦の好調をキープして、後半戦に突入した。
四回1死。1-0から則本の変化球を左中間席中段へ先制となる17号ソロ弾を放った。
「ボール球に手を出さないから崩されないでいる」と振り返るように、この日は1発だけではなく2四球を選んだ。
「涌井さん(が先発)の時に打てて良かった」。これまで16本塁打中、実に7本がボルシンガーの先発時に放っており、涌井が先発した15試合では1本だった。
この日の試合前、ロッテと楽天の合同で西日本を中心とした「平成30年7月豪雨」の被災地支援に向けての募金活動を行った。
広島出身の井上は「ボクの地元の広島も復興には時間がかかりそうですが、今後も微力ながら自分たちができることをやっていきたいと思います」と募金に感謝しながら、「まずはグラウンドでいいプレーを見せられるように頑張ります」と活躍を誓っていた。
広島市内の実家は直接の被害はなかったが、球宴休み中に家族に連絡を取り、「何か送ろうか?」と尋ねた。
返事は「物を送っても届かないよ」だったという。現状は交通網が思うように復旧していないようだ。
それでも井上、豪快な1発で元気を届けることができた。
「チームに貢献できるように頑張りたい」。井上が気合を入れ直した。