巨人・重量打線の“穴”露呈

 「巨人1-2広島」(25日、岐阜長良川球場)

 重量打線の“負”の部分が露呈した。0-0の八回1死二塁。西川の放った一、二塁間への打球に、巨人の二塁・マギーが追いつきながらもはじいて内野安打に。その打球処理の間に二走・安部の生還を許した。「何とか止めようと思った。今思うと、何とかできたと思う」。マギーは険しい表情でバスに乗り込んだ。

 貧打打開の一策で、12日のヤクルト戦から「2番・二塁」での出場が続く。守備のリスクを背負いながらの起用で、ほころびが生じる形となった。「(二塁は)不慣れなことはない」と強調した助っ人だったが、村田ヘッドコーチは「その分、打ってもらわないと」と渋面を作った。

 カード初戦を落とし、後半戦初の連敗。広島戦は12敗目となった。高橋監督は八回のマギーの守備については「しょうがないんじゃないですか」としながらも「早く点を取ってあげなくちゃいけない」と九回の1点だけに終わった打線に苦言。2位タイに浮上したDeNAとの差は「6」に広がった。

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