巨人4年ぶり聖地3タテ食らう 19歳に初星献上…三塁踏めず借金1

 「阪神9-1巨人」(27日、甲子園球場)

 巨人はプロ2度目の先発となった19歳にプロ初勝利を献上し、甲子園で4年ぶりの3連戦3連敗を喫した。6回を投げられ、三塁を踏むことができずに完敗。さらに九回は1死満塁から長野の左ゴロ併殺という後味の悪い幕切れ。険しい表情でベンチ裏の通路に姿を見せた高橋由伸監督は「何が原因だったかはすぐには分からないが、捉えられなかったのは事実」と語気を強めた。

 前日から打線を組み替えたものの、7番に下げたゲレーロからはこの日も快音は聞かれなかった。試合前練習では室内で打ち込みを敢行したが、結果は3タコで17打数無安打となった。指揮官は「やってもらわないといけない選手。本人は何とかしようというところがあるんでしょうけど」と首をひねった。

 4連敗で借金1。昨季とまったく同じ状況で交流戦に突入する。「何とか連敗を(止めたい)」と問われた指揮官は「そうですね。それは、はい」とパ・リーグとの戦いを見据えた。昨季は負の流れを止められず、連敗は球団ワーストの13まで伸びた。再現阻止へ、まずは本拠地に戻り1勝をつかみにいく。

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