「西武９－８日本ハム」（１８日、メットライフドーム）

　首位・西武が８点差をはね返す奇跡的なサヨナラ逆転勝ちを決めた。

　七回まで日本ハム先発・高梨に無得点に抑えられていたが、０－８と敗色濃厚の八回から反撃。日本ハムの救援陣に襲いかかる。２番手・上原から２得点、３番手・田中から３得点、４番手・トンキンから２得点と、この回一気に７点を返して１点差に迫る。

　迎えた九回、日本ハムの石川を攻める。無死満塁のチャンスをつくると、森が右中間を破る逆転サヨナラ２点二塁打を放った。

　２０１６年８月３１日のソフトバンク戦以来となる２度目のサヨナラ打を放った森はお立ち台に立ち「気持ちいいです」とスタジアムの熱狂に浸った。

　「外野が前進していたのでかちあげようと思った。何とか抜けてくれという気持ち。（抜けた時は）ホッとしました」と殊勲打を振り返った。

　チームは１２勝４敗で首位を快走。「最終回は絶対逆転できるというベンチの雰囲気だった。後押しされました」と森。レオ打線の充実ぶりを見せつけるような驚異のサヨナラ逆転劇だった。