智弁和歌山、大阪桐蔭に宣戦布告! 昨年3連敗のリベンジ「今度は邪魔する」

 「選抜高校野球大会選考委員会」(26日、オーバルホール)

 4年ぶり12度目の出場を決めた智弁和歌山ナインは和歌山市内の同校で朗報を受けた。甲子園での監督通算出場数が歴代最多37度目となる高嶋仁監督(71)は、春の甲子園通勝利もあと5勝で中村順司氏(PL学園)の31勝に並ぶ。優勝で届く数字に「それなら(優勝)せなしゃあない」と冗談交じりに言うが、手応えは十分ある。

 照準は一点に定めている。「(昨年)春の近畿、夏の甲子園、秋の近畿と大阪桐蔭に邪魔されてきた。今度は邪魔してやらないと」と同監督。昨年3連敗した近畿の覇者に「くそったれと思ってます」と歯にきぬ着せぬ言葉で宣戦布告した。

 主力が戻ったことも大きい。右肘の故障で秋季大会はベンチを外れた高校通算29本塁打の林晃汰内野手(2年)が練習に完全合流。昨夏の甲子園で本塁打を放った主砲に名将が「最低3本」とノルマを課すと、林も「絶対に打てるようにしたい」と誓う。「大阪桐蔭を倒すのは、全国制覇と一緒の目標」と林。宿敵撃破へ心は一つだ。

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