日本ハム・栗山英樹監督（５６）は３日、沖縄・国頭での秋季キャンプの練習後、ドラフト１位・清宮幸太郎内野手（１８）＝早実＝に「オフの過ごし方メニュー」を配布することを明かした。

　来年１月の新人合同自主トレ初日から万全な状態で動けるよう、“体作り虎の巻”を今月中に渡す。栗山監督は「食事だったり、トレーニングのベースになるものは配るし、指示を出す。合同自主トレに来て、やりたいことがやれる状況にしておかないと」と、スター候補生を今オフしっかりと練習に取り組ませる考えだ。

　プロ入り前の過ごし方が、既に入団している先輩選手に後れを取らないためにも重要とみている。野球部を引退した学生選手は周囲のお祝いムードに流されがちになり、不摂生の影響で体重が増えて入団する選手も少なくないという。「ケガをしたら練習ができなくなるわけで。全力でできる体になってくれさえすれば大丈夫」と栗山監督は意図を説明する。

　学生生活を満喫している暇はない。新人合同自主トレでは高校生にとって、プロの練習についていくための土台となる体力を作ることも課題となる。「慌てる必要はないが、体を作って、しっかり走れるかどうか」。超高校級スラッガーに年始からパーフェクトボディーになるように求めた。