陸上の世界選手権（２２日開幕・中国、北京）に出場する男子短距離代表が１１日、山梨県富士吉田市で直前合宿を公開した。日本史上最年少で出場するガーナ人の父をもつサニブラウン・アブデル・ハキーム（１６）＝城西大城西高＝は、初のシニア合宿にもリラックスした様子で他の選手とも打ち解け、リレーのバトン練習などを行った。「思ったよりワイワイガヤガヤやれてる」と、充実した表情で汗を拭った。

　テレビ局からの質問で「同じ１６歳で早稲田実業の清宮くんが活躍してますけど？」と聞かれたが「あまり何が凄いのか分からない」と、あまり興味がない様子。「頑張ってくださいとお伝えください」と、大物感を漂わせた。