東洋大のプロ注目右腕・飯田がリーグ戦初完封
「東都大学野球、東洋大9-0国学院大」(12日、神宮球場)
春秋連覇を狙う東洋大が快勝。勝ち点3とした。
ドラフト候補右腕・飯田晴海投手(4年・常総学院)が、リーグ戦初完封で今季3勝目。140キロ台前半の直球にスライダーなどの変化球を制球よく投げ分け、国学院大打線を6安打に封じた。
今春はMVPに輝きながら、秋は不安定な投球。直近の2試合は先発して5回を持たずに降板していた。敗れれば、優勝争いから後退する大一番でエースの役割を果たした。
攻めては初回に敵失で1点を先制すると、三回には4番・中川圭太内野手(3年・PL学園)の中前適時打で1点、四回には2番・古田塁外野手(4年・天理)の左越え3ランなどで4点を挙げて突き放す展開。投打がかみ合った。
これで優勝の可能性は、勝ち点3で並んだ亜大との2校に絞られた格好。24日からの最終週に行われる直接対決で雌雄を決する。
高橋昭雄監督は「いいんじゃないの直接対決で。やる以上は勝ちたいし、連覇もしたい。春に勝っているんだから、負ける相手じゃない。堂々とやっていきたい」と気炎を上げた。