日本ハム・大谷、メジャーに「憧れある」 “国内最終戦”去就明言しなかったけど…

 「楽天1-3日本ハム」(9日、Koboパーク宮城)

 今オフにメジャー挑戦の意思を固めている日本ハム・大谷翔平投手(23)が9日、Koboパーク宮城での今季最終楽天戦に「3番・DH」で出場。4打数無安打で“国内最後”の試合を終えた。今季は左太もも裏肉離れなどケガに泣いたが、この日改めてメジャーへの憧れを明かした大谷。今後は夢の舞台への準備に入る。

 大谷は寂しげな表情を浮かべ、ファンに別れを告げた。試合後、チームメートとともに右翼席に陣取る日本ハムファンのもとへ行き、これまでの感謝を込めて手を振った。

 メジャー挑戦前の国内ラストゲームは、地元東北で迎えた。母・加代子さん、姉・結香さんが最後の勇姿を見るため岩手から駆け付けた。スタンドは満員となった。最後の打席は七回1死満塁。大きな歓声で迎えられたが、見逃し三振に倒れた。それでも大谷らしく「チームが勝ててよかった」と試合後は強気に振り返った。

 今季はケガとの闘いだった。開幕前に右足首痛、開幕直後は左太もも裏肉離れで、4月上旬に離脱。二刀流5年間で最少の65試合の出場にとどまった。「1軍でプレーするのが大前提なのに、できなかったのが悔しい。土俵に立てなかったのはすごくもどかしい。いろいろと貴重な経験ができた」と来季以降の糧にするつもりだ。

 最終打席で本塁打を期待した栗山監督は「最後、格好良く終わるべきだろう」と発展途上の二刀流に、メジャーではもっと勝負強くなることを期待する。入団以来、ケガや発熱による出場回避など、心配の種は尽きなかったが「本当にいろんなことがあったけど、少しでも彼のためになる5年間だったと信じたい」と振り返る。

 今後は鎌ケ谷を中心に自主トレに励み、年内中に古傷の右足首の手術を受ける。メジャーへの思いについては「目標というか憧れはある」と大谷。中身の濃い二刀流5年間の経験を生かし、夢に挑む。

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