慶大・岩見3戦連発 歴代6位タイ18号でスカウト評価急上昇

 「東京六大学野球、法大7-6慶大」(26日、神宮球場)

 4回戦1試合が行われ、法大が慶大に7-6で勝って2勝1敗1分けとし、勝ち点1を挙げた。法大は六回に3長短打と犠飛などで3点を勝ち越して七回にも加点。慶大の反撃をかわして逃げ切った。慶大の岩見雅紀外野手(4年・比叡山)が四回に3試合連続となる今季4号を放ち、歴代6位タイの通算18本塁打とした。

 2試合連続で右方向に打ち込んだ。慶大の岩見が四回に3試合連発の2ラン。「右方向を狙っていたわけではない。センター中心に打つのは変わらない」。今季7戦4発。通算18本塁打とし、早大・谷沢健一(元中日)、明大・広沢克己(元阪神)に並ぶ6位タイとなった。

 飛距離はアマ球界ナンバーワン。横浜市の日吉グラウンドには、左翼後方を高くした「岩見ネット」ができた。先輩の高橋由伸(現巨人監督)のリーグ記録23本も見えてきた。

 評価も急上昇。中日の石井スカウトは「タイミングの取り方がよくなり、山崎武(元中日)のようになった。いずれは50本打てる選手」とほれ込み、「2位では取れないかもしれない」と絶賛した。

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