清宮主将、悔しさ“一敗” 無安打「申し訳ないというのがすごくある」
「U-18W杯・2次リーグ、韓国6-4日本」(9日、サンダーベイ)
悲願の初優勝を目指して戦った日本は、韓国に敗れ2勝3敗となり決勝進出を逃した。主将として4番としてチームを率いた清宮幸太郎内野手(3年・早実)は4打数無安打に終わった。
最後までベンチで声をからした主将は、悔しさをこらえながら言葉をつむいだ。「自分が1回も出塁できなかった。申し訳ないなというのがすごくある。ボールは見やすかったんですが、打ち損じが多かった」と4番としての責任を口にした。
走者を出しながら最後まで攻めきれなかった。大会前は強力打線で世界一を目指してきたが、その夢もこの一戦で散った。清宮は今大会で2本塁打を放ったものの、打線は「自分たちの力を100%出し切れなかった」と全体的には湿りがちだった。
決勝進出を逃し、カナダとの3位決定戦に出場する。「最後、勝って終わりたいので、3位決定戦ですけど勝つに越したことはない。切り替えは難しいが、まだ試合があるのでもう一回、みんなで調整したい」と話した。
また、国体に出場しない清宮にとって3位決定戦が高校最後の公式試合となる。「悔いのないように、思い切って自分の自分のスイングをしたい」。高校通算111号を放った大砲は、カナダ戦に高校野球の全てをぶつける。