東洋大が首位 監督の猛抗議に1年生が燃えた

 「東都大学野球、東洋大9-2国学院大」(10日、神宮球場)

 東洋大が連勝で勝ち点3とし、国学院大を勝率で上回って首位に立った。小川翔平内野手(1年・霞ケ浦)が2安打2打点。昨春センバツV右腕・村上頌樹投手(1年・智弁学園)が今季2勝目を挙げた。亜大は連勝で勝ち点2。昨秋王者の日大は連覇の可能性が消滅した。優勝争いは東洋大、国学院大、亜大の3校に絞られた。

 1年生の活躍で優勝へ一歩前進した。9番・小川が二、三回と2打席連続適時打。先発・村上は七回途中2失点と試合を作った。初回に左翼手がフェンス際で直接捕球したかに見えた飛球を巡り、高橋昭雄監督(68)が9分間の猛抗議(記録は二塁打)。指揮官の執念に応えた小川は「あれでどれだけ大事な試合か身に染みて分かった。何とか村上を援護したかった」と胸を張った。

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