バレンティンに制裁金20万円、矢野コーチは15万円

 プロ野球の熊崎勝彦コミッショナーは5日、前日4日の阪神-ヤクルト(1)戦(京セラドーム)で死球を巡っての乱闘騒ぎに際し、暴力行為で退場となったヤクルトのウラディミール・バレンティン外野手に厳重注意と制裁金20万円、阪神・矢野燿大バッテリーコーチに厳重注意と制裁金15万円を科した。

 この試合では五回無死一塁で阪神・藤浪がヤクルト・畠山に対して頭部付近への死球を与えたことから両軍入り乱れての乱闘に発展。バレンティンが矢野コーチを振り払って突き倒した行為に、矢野コーチが応酬し、両者が退場となった。

 両者の制裁金に違いが見られることに関しては、バレンティンの行為が乱闘のきっかけとなったことを重く見たことによるとした。

 また、ヤクルト球団は頭部付近の死球に対して危険球としなかった審判の判定などに関して、同日にNPBへ意見書を提出した。

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