巨人・阿部 サヨナラ弾 2戦連発「最高で~す」 高橋監督も最大級の賛辞

 「巨人4-2中日」(1日、東京ドーム)

 ドーム中の視線を独り占めにした。1点を追う九回2死一、二塁。巨人・阿部が放った打球は、大歓声に乗って左翼席に着弾した。長嶋茂雄終身名誉監督に並ぶ球団2位タイとなる7本目のサヨナラ弾。お立ち台では決めぜりふの「最高で~す!」を3度絶叫。満面の笑みで汗をぬぐった。

 僚友の姿に奮い立った。サヨナラ劇の始まりは、1死から放った代打・村田の右前打だった。開幕スタメンをマギーに譲り、2試合続けてベンチスタートに甘んじた男の一打。「修一のヒットも大きかった。代打は難しいし、ましてや相手の抑え。オレの一発より、そっちの方が価値がある」と敬服した。

 左翼席への一撃は、完全復活を予感させるのに十分だ。右肩痛で大きく出遅れた昨季は、12本塁打のすべてが右方向だった。久々に味わう感触に「良かった」と手応えをにじませた。今季がプロ17年目。広角に長打を打ち分けた全盛期をほうふつとさせ、健在ぶりを示した。

 開幕から2戦連発。「結果だけみれば出来すぎ」と話す大黒柱に高橋監督は「何とかみんなでつないで阿部まで回したのがすべて。それに応えた阿部はさすがですね」と最大級の賛辞を贈った。元気な阿部の存在が、連勝スタートを切ったチームをさらに加速させる。

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