侍・小久保監督「世界一になりたい」 準決勝に表情引き締める

 「WBC・2次リーグE組、日本8-3イスラエル」(15日、東京ドーム)

 一瞬も気を緩めることが許されない戦いの連続。まずは強国ひしめく2次リーグを1位で突破し、おぼろげながらに頂が見えてきた。それでも小久保監督は「とにかく今日の試合までのことで頭がいっぱいだった」と充実感よりも、疲労感を漂わせて振り返った。

 6連勝で勝ち抜く力強さを見せた1次、2次リーグ。打線が10本塁打という破壊力を見せたが「こんなに本塁打が出るとは予想していなかった」と指揮官は話す。ただ、ここからの戦いは、そう簡単にはいかない。

 準決勝の相手は決まっていないがドミニカ共和国、米国、プエルトリコ、ベネズエラと強烈な国々が待ち受ける。小久保監督も「まともにいけば、なかなか勝てない相手。何か手を考えないといけない」と表情を引き締めた。

 苦い記憶がある。一昨年11月のプレミア12。同じく6連勝で準決勝に臨み韓国に敗れた。破竹の勢いがわずかな隙を生んだ。「準決勝が非常に難しい」と話すように、同じ轍(てつ)を踏むわけにはいかない。

 改めて投手陣を中心とした守りの野球で戦うことを宣言した指揮官は「送り出した選手を信じ、自分の決断を信じて結果を待つだけ」とした。「世界一になりたい」。自身とチームの成長を示す答えは、この先の勝利にのみある。

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